タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-多文化共生教育
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60765800 
科目名   日本社会論A  
担当教員   水津 嘉克  
対象学年   2年   クラス   51  
講義室   N301    開講学期   秋学期  
曜日・時限   木5   単位区分   選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  教育支援課程 教育支援専攻地域研究サブコース選択科目A、教育支援課程 教育支援専攻多言語多文化サブコース選択科目A 
備考  奇数年度のみ開講 
ナンバリング   132E41 
ねらいと目標  本講義では、われわれの日常生活の様々な行動のなかで「逸脱」「社会問題」と見なされる一連の社会的事象を社会学の観点から分析することを目的とする。人間が何らかの形で集合して共同生活を営むところでは、人々は一定の行動カテゴリーを「不道徳」「不健全」「不忠」「無責任」、あるいは「規則違反」「犯罪」として社会的に規定し、そうした「逸脱」と見なされるような行動にコミットした個人や集団に対して、非難をくわえ、その権利や価値を剥奪しようとする。
 こうした逸脱行動とそれを犯した人間にくわえられる社会的作用・反作用の本質とは何か? 一見、自分たちとはかけ離れた世界、例えば「ニュース」や「ワイドショー」「週刊誌」の世界の中にだけ存在するように思われるもの、そこに人間の社会生活の中に宿る本質の一部をみることができる(例えば、なぜ「くだらない」と言いつつワイドショーにわれわれはあれほど惹かれるのか?)。そのことを少しでも理解することがこの講義の一つの到達点と考える。
 そこにみいだされるのは、実は社会の“正常な姿のひとつ”としての「逸脱行動」「社会問題」の存在である。
 社会科学が「犯罪」や「逸脱」をどのように考え・扱ってきたかを学習することを通して、われわれが形成すると同時にわれわれを作り・コントロールする「社会」について考える。
 
内容  「社会病理学」「犯罪人類学」の批判的検討から始め、その後の「逸脱行動」「社会問題」」をめぐるいくつかの社会学的理論を概観していく。特にデュルケームの「犯罪」をめぐる議論におけるある種のパラダイムの変換を検討する。
 またマートンの機能主義的な「社会問題」「逸脱」へのアプローチを批判的に再検討し、現代社会の諸問題の理解へと応用することを試みる。 
テキスト 『社会学になにができるか』 千代田出版 他  
参考文献  大村 英昭・宝月 誠  『逸脱の社会学』 新曜社.
 宝月 誠 『逸脱論の研究』   恒星社厚生閣.
 宝月 誠 『逸脱とコントロールの社会学』 有斐閣.
 H. S. ベッカー 『アウトサイダーズ』新泉社.
 清水賢二・岩永 雅也 『改訂版 逸脱の社会学』 放送大学出版会.
 S. J. グールド 『人間の測りまちがい』 河出書房新社.
 徳岡 秀雄 『社会病理の分析視角 レイベリング論・再考』 東京大学出版会.
など 
成績評価方法 学期末レポートによる授業理解度と社会事象への理解力の評価 
授業スケジュール(展開計画) 1)オリエンテーション
2)社会学と「逸脱行動論」「社会問題論」/コントの社会理論
3)「社会病理学」の批判的検討
4)「犯罪人類学」の批判的検討
5)「犯罪人類学」の批判的検討・その現代的意味
6)デュルケームの議論1(儀礼論の検討)
7)デュルケームの議論2(デュルケームの「犯罪」理解)
8)デュルケームの議論3(「社会」とは何か)
9)社会解体論・シカゴ学派の逸脱研究(その後の展開)
10)マートンによる「社会問題」の機能主義的定義とアノミー論/1
11)マートンによる「社会問題」の機能主義的定義とアノミー論/2
12)逸脱文化学習理論(1)
13)逸脱文化学習理論(2)
14)これまでの議論のまとめ
15)レイベリング理論(その登場まで)

 
授業時間外における学習方法 自分のなかにある、漠然とした「違和感」に言葉を与えてもらう。
われわれは何故あるものを社会的に「正しい」と断じ、ある現象を社会的に「間違っている」と判断するのだろうか?
罪に問われないのならば、われわれは常に「正しい」のだろうか? 
授業のキーワード  
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ そもそも「社会学」とはどんな学問なのか……を知らない学生さんも多くいると思うので(私も大学2年生の時は何も知りませんでした),その辺は授業内容を柔軟に変更しながら対応していきます。 
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 基本対面方式(状況に応じてオンライン) 
その他  
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