タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-多文化共生教育
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60763600 
科目名   地誌学概説  
担当教員   橋村 修  
対象学年   2年   クラス   51  
講義室   N202    開講学期   秋学期  
曜日・時限   火5   単位区分   選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  教育支援課程 教育支援専攻地域研究サブコース選択科目A、教育支援課程 教育支援専攻多言語多文化サブコース選択科目A 
備考   
ナンバリング   132E41 
ねらいと目標 身近な出来事から国際情勢までを視野に入れながら、その基盤たる地域の構造、特性をとらえるまなざしを学習する。 
内容 混沌とする現代社会、多文化社会において、「あなたは誰?何者?」と問われて答えられるだろうか。その答えを導くヒントは、あなたの出身地や拠り所を知ることから始まると言っても過言ではない。日本列島の文化は、人々の属性(出身地域、職業、生業)や歴史の違いで様々であり、都市や町においても個性的な市場や商店街があった。近年、多様な文化が崩壊し、画一化が進んでいる。駅をみて欲しい。今やどこも駅舎(「えきなか」もあって)が同じ構造である。地方都市ではシャッターの閉まった人の少ないアーケードが多くなり商店街が減る一方で、郊外ではきれいな大型商業施設が増えている。駅にしても大型商業施設でも、まさに「きれい かんたん きもちいい」構造になり、その志向性が日本全土を覆っているように思うのは授業担当者だけではなかろう。世界各地でも欧米では同様の傾向があるかもしれないが、東アジア東南アジアやアフリカに目を向けると、活気に満ちた市場があり(小汚くにおいもきついが、日本の30年くらい前を思い出す人も多い)、何よりも人々の動きに活気がある。日本と違う?それはなぜなのか?国内外の市場や商店街、スーパーを歩くと、日本の各地域の外国の個性が垣間見える。
また日本は海に囲まれている海洋国家と言われているが、海と人との関わりを教育する機会が学校教育では限られている。「海域」世界の地域性をとらえるには、非文字資料を中心に研究を進めている民俗学や人類学などの方法を取り入れる必要がある。
本講義では、さまざまな指標を設定して地域を描く(地誌)作業をおこなってもらいながら、地域の特性を理解し、地域の「望ましい」あり方とは何か、その文化的民俗的背景を理解しながら考えていく素材を提供していきたい。「地誌」を描くに際して民俗学や人類学の視点もとり入れていく。
講義形式を基本とし、映像資料や写真、新聞記事などを多用して具体例を示します。ほぼ毎回講義内容に関するコメントペーパーを出していただきます。講義はみなさんが主役です。質問や意見は大歓迎です。 
テキスト 随時、Webclass上に教材をアップロードします。
なお、地図帳:二宮書店『高等地図帳』(高校時代に使ったものでいい)や『データブックオブザワールド』二宮書店などは常に手元において地図や地域の諸問題に親しんで欲しいです。 
参考文献 講義の際に参考文献を紹介するが、次の文献をあげておきたい。
『日本図誌大系』朝倉書店
『日本国勢図会』『世界国勢図会』矢野恒太記念会
宮本常一『私の日本地図』全15巻(同友館)
『図説民俗探訪事典』山川出版社 
成績評価方法 平常点で評価します。授業後時の振り返りシート作成と課題ミニレポートとをあわせて評価します。 
授業スケジュール(展開計画) ここで示したのは大きな目安です。スケジュールは受講生へ連絡したうえで変更されることもあります。
内容
1ガイダンス
地誌学と系統地理学:文化、文明、カントと地理学、民俗誌と動態地誌、世界観
2地図帳の活用と問題点/食に見る日本列島の比較地誌:文化圏、文化領域、東日本と西日本
3景観写真と地誌 自分の足もとを知る。地元やゆかりのある地域の景観写真をもとに地域性を考えてみよう。
4日本地誌1 大学周辺の地誌
5日本地誌2 北海道、アイヌ文化と地誌
6日本地誌3 沖縄、琉球文化と歴史地誌
7日本地誌4 東日本の地誌各論
8日本地誌5 西日本の地誌各論
9動態地誌 校歌や県市町村の歌等にみる足元の地誌
10世界地誌1 ヨーロッパの地誌各論 港町 ベルゲン リバプール マルタ
11世界地誌2 アメリカ大陸の地誌各論 コスタリカ
12世界地誌3 太平洋地域の地誌 パラオ フィジー ハワイ
13世界地誌4 アジアの地誌 韓国 中国 台湾 ラオス タイ マレーシア インド
14歴史地誌 シルクロード(ウズベキスタン ブハラ サマルカンド タシュケント)。日本の風土記 名所図会 
15まとめ
授業時間外における学習方法 新聞を常日頃から読む習慣を持って欲しい。全国紙、地方紙、海外紙のHPに毎日アクセスしてもいい。出身地の地元紙HPなどに毎日アクセスすることで、離れた場所から相対的に地域をみる視点を養うこともできよう。また、地図(特に国土地理院の地形図)に親しんで欲しい。自分の部屋やトイレに世界地図や日本地図を貼るだけでもだいぶ違う。 
授業のキーワード 地域 地誌 比較 地理学 文明 文化 民俗 
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ  
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 遠隔形式を基本としながら、状況をみて対面形式も取り入れながら授業をおこなう。 
その他 受講生の興味を関心を踏まえながら、授業内容は変更する予定です. 
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