タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-環境教育(A類)
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60652000 
科目名   環境問題研究A  
担当教員   松川 誠一  
対象学年   3年   クラス   51  
講義室   N106    開講学期   春学期  
曜日・時限   木5   単位区分   選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程環境教育選修選択科目A 
備考  奇数年度のみ開講 
ナンバリング   133471 
ねらいと目標 経済学では、社会的な現象を資源配分に関わる問題として考える。近代社会は、資源配分の主要な部分を貨幣を媒介とした売買、すなわち市場メカニズムに委ねている。それ故に、経済学は市場メカニズムの仕組みの解明に力の多くを注いできた。経済学的な視点から見ると、いわゆる環境問題とは、環境を構成する様々な資源(きれいな水・空気、心を和ませる景観、我々の生活を維持するのに必要不可欠な天然資源、等々)の配分について市場メカニズムがうまく機能せず、諸資源が不適切に配分されることによって引き起こされている現象であると解釈される。
 こうした市場メカニズムの外側もしくは限界領域における現象を扱う経済学の一部門として、公共経済学が展開されており、また、特に「環境」を主題的に扱う部門として、環境経済学が特に近年著しく発展してきている。両者は密接な関連を有しており、前者において開発された概念や考え方の多くが後者の基礎となっている。この授業では、環境経済学における基本的な考え方を理解し、その応用として環境問題への経済学的なアプローチを学ぶことを目的とする。
 
内容 「環境問題とは資源配分において市場メカニズムがうまく機能しない現象である」と考えると、
①どのような場合に、市場メカニズムは機能しないのか、
②市場メカニズムをうまく機能させるためには、どのような制度的な介入方法があるのか、
③市場メカニズム以外の資源配分メカニズムをどのように評価すればよいのか、
といった問題が出てくる。この講義では、以上の問題について考えながら、経済学的な思考法になじんでもらうことになる。
 また、環境問題に対する公共政策上の対応策として、従来は、非市場的規制(=政府による直接規制)が主流であったが、近年、市場メカニズムを利用・拡張するような手法(「経済的手段」と呼ばれている)が注目を集めている。この講義では、具体的な手法・政策が依拠する基本原理とその長所・短所についても考えていく。
 
テキスト 栗山浩一, 馬奈木俊介『環境経済学をつかむ』有斐閣、2310円 
参考文献 一覧表を初回授業時に配布する。 
成績評価方法 中間試験(40%)・学期末試験(40%)・授業中に指示する課題の提出状況(20%)によって成績を評価する。 
授業スケジュール(展開計画) 1 授業概要の説明、経済学の基礎
2 市場メカニズムと経済的効率性の概念(その1)
3 市場メカニズムと経済的効率性の概念(その2)
4 市場の失敗、外部性
5 公共財
6 環境質の経済学
7 費用便益分析
8 環境の経済的価値とその評価
9 環境税(その1)
10 環境税(その2)
11 直接規制
12 環境利用権とコースの定理
13 ゴミ処理の有料化とデポジット制度
14 京都議定書の経済学
15 授業のまとめ  
授業時間外における学習方法 授業の各回で取り扱う内容に関連する、教科書の当該箇所の一覧表を初回の授業時に配布する。当該箇所を読み、章末などについている練習問題について考えをまとめてくること。 
授業のキーワード 環境 
受講補足(履修制限等) 原則として1年生には履修を許可しない。
経済学概説もしくは経済学概論を受講していることが望ましいが、授業ではそれらを受講していることを前提とはしない。
 
学生へのメッセージ  
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 原則として対面で実施する。感染状況により適宜、zoomを利用した遠隔形式に切り替える可能性があるが、その際は履修者と相談する。 
その他 (1) 初回授業時により詳細な授業概要を配布し、試験の方法などについて説明を行うので、必ず出席すること。
(2) この授業は奇数年度に開講され、次回は2021年度に開講される予定である。
 
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