タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-保健体育科
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60582300 
科目名   運動生理学概論  
担当教員   渡辺 雅之  
対象学年   2年   クラス   51  
講義室   遠隔   開講学期   春学期  
曜日・時限   木2   単位区分   必修,選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  中等教育教員養成課程保健体育専攻必修科目、教育支援課程 教育支援専攻生涯スポーツコース選択科目B、初等教育教員養成課程保健体育選修選択科目A 
備考   
ナンバリング   132371 
ねらいと目標 運動すると人体はどのような適応現象を示すのか、そのメカニズムとはどのようなものか、その変容の意味は何か、トレーニングや練習方法への応用可能な知識について、特に学校現場における視点から眺めながら広範で概括的な知識を得る。様々な現象に対して正しく考察する道筋ができるか、ロジカルシンキングできるかどうかが到達目標である。具体的には「なぜ」と問い、その解を求める方法を知ることである。 
内容 学校現場における諸状況を眺めると人体機能と運動の関連に関する知識や技能は体育という授業に限定されるものではない。朝起きる前のこと、つまり前日の睡眠状況から始まり、朝食の状況、授業中の姿勢の問題、見る、聞く、話す等五感との関連、コミュニケーション、昼食、休み時間の遊び、放課後における遊び、部活動、お稽古事・習い事(スポーツに限定されない)、気温や湿度の環境条件に関する諸問題、など数多くのものが考えられる。それらを視野に置きながら人体を系統的に並べた骨格、筋肉、神経等毎に論じるのではなく、事象や場面毎に関連する諸領域を俯瞰してゆくものとする。したがって、筋肉の例で言えば、いろいろなところで筋肉の問題が重複して論じられることとなろう。
 
テキスト 使用しない。 
参考文献 本講義が人体を系統的に扱わないため各回のテーマついて基礎レベルの人体解剖学や生理学の本を参照されたい。
運動生理学関連図書は多い。以下は代表的なものである。
1)勝田 茂編著:運動生理学20講 朝倉書店
2)橋本 勲他著:運動生理学 同文書院
3)森谷敏夫・根本 勇編:スポーツ生理学 朝倉書店
4)宮村実晴偏:最新運動生理学 真興交易出版部
5)近藤克則編:検証「健康格差社会」 医学書院 
成績評価方法 各回の課題レポートの内容評価(60%)
小論文課題の内容評価(40%) 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1授業ガイダンス:既存の系統的な(人体生理学上の)展開を横軸に、学校現場での事象を縦軸にした全体構想を開陳し、そのメカニズムや意味・意義を追究することとする。
第1講;体力・体力測定値・健康・生活;体力とは何か:ポピュラーな概念である「体力」を学校現場から解きほぐす
予習にはスポーツ庁のHPから「令和元年度体力・運動能力調査報告書」を読むこととする
復習には上記報告書から測定値と生活(朝食等)との関連について数値分析を行う。
2第2講;体力・体力測定値・健康・生活;健康問題を考えなおす:健康とは何か、旧来の健康観から脱し、改めて今日的な健康を問う
予習にはスポーツ庁のHPから「令和元年度体力・運動能力調査報告書」を読むこととする
復習には上記報告書から測定値と健康との関連について数値分析を行う。
3第3講;体力・体力測定値・健康・生活;早寝早起き朝ごはん運動に朝ウンチを:早寝早起き朝ごはん運動とは何か、そこに朝ウンチを付加する意味とは何か
予習にはスポーツ庁のHPから「令和元年度体力・運動能力調査報告書」を読むこととする
復習には上記報告書から測定値と朝食・生活との関連について数値分析を行う。
4第4講;運動と中枢神経;頭をよくするために:「頭がいい」と思われる現象を解読し、運動時における「頭の良さ」について考え直す
予習には中枢神経系の基礎を読むこととする
復習にはいわゆる「学力」と生涯を通じた人間力について運動との関連を考察することとする。
5第5講;運動と中枢神経;運動・スポーツが上手くなるために:巧みさとは何か、何がそうさせるのか、神経筋協応能について考える
予習には運動時の中枢神経活動について読むこととする
復習には運動における巧みさとその反対の遅滞について考察することとする
6第6講;筋力・スタミナ・代謝;運動・スポーツにおけるスタミナをつけるには:呼吸循環系、筋肉系、神経系から眺めるスタミナの実像とは何かを考える
予習には呼吸循環系の基礎を読むこととする
復習にはスタミナに繋がる身体の全体像を固めることとする。
7第7講;筋力・スタミナ・代謝;運動・スポーツにおいて力強くなるために:力強さの背景は筋肉だけではなく、全身の関与が不可欠である
予習には筋力に関わる要素の洗い出しとその相互関連についてまとめることとする
復習には筋力の諸概念と収縮様式について神経系の関連を交えて考察する
8第8講;筋力・スタミナ・代謝;糖質代謝を中心にスタミナとの関連から考察したい。
予習には糖質代謝を調べることである。
復習には糖質代謝と他のエネルギー基質の代謝との関連を考察することである。
9第9講;体温調節;暑さと水分摂取で失敗しないために:熱中症による事故を未然に防ぐにはどうしたらいいのか
予習には体温調節の基礎を読むこととする
復習には熱中症理解の上での未然防止原則を確立することである。
10第10講;姿勢;姿勢をよくすることの効用:親や教師、指導者はなぜ姿勢を強調するのか、その意味を解き明かす
予習には姿勢に関する論説を調べることである
復習には姿勢の効用についてまとめることとする。
11第11講;体罰の問題を考える:体罰が心身へ及ぼす危険性を考え、人体の発達を見直すが、ここでの体罰とはオーバーワークを課すことやペナルティとしてのトレーニング、危険な運動等拡張的に扱うこととする
予習にはオーバーワークに関わる諸事例を収集することとする
復習にはなぜオーバーワークに陥ってしまうのか、その心理性にまで踏み込んで考察することとする
12第12講;運動によるコミュニケーションとは何か:「コミュ障」なる言葉が示すように現代社会でのコミュニケーションの意味と運動時のそれについて考える。運動を通してのコミュニケーション能力改善効果と非言語的コミュニケーションの可能性を分析する
予習にはコミュニケーション関連の諸説を洗い出ししておくこととする
復習には運動・スポーツ場面でのコミュニケーション事例について収集し、分析することとする。
13第13講;体調という不可思議なもの、気分とは何か:日々感じる「体調」とはいかなるサインなのか、気分との関係はどうなっているのかを考える。身体症状と精神症状との関連性や運動の効用について考える。健康との関連も考察する
予習には体調をキーワードに医学的観点からのアプローチを調べることとする。
復習には身体症状と精神症状の両面から深くまとめることとする。
14第14講;楽しいことの、運動する身体への効用:「楽しい」とは何か、「楽しいこと」が心身に及ぼす影響と運動する身体へ及ぼす効果について考える。現代社会における「楽しさ」が持つ意味を考察する。
予習には大脳における「快」と「不快」についてまとめることとする
復習には「快」となる運動をすることの効用と「不快」による影響をまとめることとする。
15第15講;エネルギー出納バランスと体重:「食べない」ことの効用が肥満防止やスリム快楽に繋げられやすい。摂食障害への危険性を考慮しながら、一日あたりのエネルギー出納を調べ、体重の適正性について考える。
予習にはあらかじめエネルギー摂取量の記録ならびに消費エネルギー算出のためのタイムスタディを記録することとする。
復習にはエネルギー出納バランスを見ながら考察することとする。
授業時間外における学習方法 全15講義には予習と復習の内容を示してあるが、関連事項を探し出して、自分なりに深めて欲しい。
各回の課題では感想レベルではなく、根拠を明示して見解を表すようにしましょう。 
授業のキーワード 運動生理学、スポーツ生理学、教育生理学 
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ 遠隔方式の授業であるため、対面のようなQ&Aはままならないことが多いと思います。が、できるだけ対応すべく努力します。
 
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 遠隔形式 
その他  
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