タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-技術科
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60680900 
科目名   職業指導  
担当教員   坂口 謙一  
対象学年   3年   クラス   51  
講義室   C103    開講学期   春学期  
曜日・時限   木2   単位区分   必修,選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程ものづくり技術選修選択科目B、中等教育教員養成課程技術専攻必修科目 
備考   
ナンバリング   133311 
ねらいと目標 本授業は、普通教育としての技術・職業教育の一環として、「人権教育としての職業指導」に関する基本的な教育学的力量を身につけることを目的としている。すなわち、学校教育の一環としての職業指導は、たんなる職業紹介・就職指導を行うものではない。グローバル・スタンダード(技術・職業教育に関する国連の「勧告」「条約」など)に則すならば、学校で行われる職業指導は、すべての子ども・青年たちに、彼・彼女たちが労働の世界の主人公として生きる力を育むものであり、それは普通教育および専門教育としての技術・職業教育と一体となって営まれるべきものである。 
内容 (1)本授業では、現代日本の若者たちが、今日のグローバル化した新自由主義社会の中で主権者として働こうとする際の理論的な拠り所となる基本的な知見を身につけることをめざす。とりわけ、現代日本の労働現場の実情とその特質を理解することを通して、「生きづらさ」に直面する今日の若者たちが身につけるべきリアリティーに満ちた<生きる力>の核心部分をつかみとる。すなわち、職場とは、本来、働く者が人間らしく尊厳を持って生きることができ、働く者としての誇りと自信、アイデンティティーを育むことができるようになる場であるべきである。しかし、今日の働く世界の現実は、この当たり前であるべき人びとの権利がないがしろにされつつある。本授業では、将来、働く世界への巣立ちを目前に控えた工業高校生を教える立場になろうとする者が、このような働く世界をめぐる理念(人権)と実際を、実感豊かに理解できるようになるための内容で構成する。
(2)以上のことから、本授業では、指定するテキストのほか、視聴覚教材等を活用する。視聴覚教材を使用した際などにリポートの作成・提出を課す。 
テキスト (1)今野晴貴ほか『ブラック企業のない社会へ』(岩波ブックレットNo.905)岩波書店,2014年,本体価格560円。
(2)今野晴貴『ブラック企業』(文春新書)文藝春秋,2012年,本体価格770円。
【注】これら2冊のテキストを、各自が身近な書店で購入する。大学生協の取り扱いとはしない。 
参考文献 〇橋本健二『アンダークラス』筑摩書房(ちくま新書)、2018年。
〇NHKスペシャル取材班『高校生ワーキングプア』新潮社、2018年。
〇この他、授業の中で適宜指示・紹介する。 
成績評価方法 (1)平常点評価(課題の達成状況等)70%
(2)最終テスト 30%
【注】(1)と(2)ともに、「ねらいと目標」「内容」が理解できているかどうかが最重要なポイントになる。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1オリエンテーション
221世紀当初の「フリーター」問題(1)フリーター417万人の衝撃
321世紀当初の「フリーター」問題(2)フリーター漂流
4「ワーキングプア」という警告
5小括:若者たちを巻き込む「非正規」労働者問題プラス「正社員」問題という構図
6「ブラック企業」とはなにか~その特質と背景~
7「ブラック企業」の実態・戦略(1)IT企業Y社の事例を中心に
8「ブラック企業」の実態・戦略(2)衣料品販売X社の事例を中心に
9「ブラック企業」の実態・戦略(3)固定残業代・管理職制度等の悪用
10「ブラック企業」に立ち向かうために
11「戦略的思考」の必要性
12総括(1)「究極の平面に挑め」に学ぶ
13総括(2)「ホームレスを生み出さない日」に学ぶ
14総括(3)学校教育の課題
15まとめ及び最終テスト、学生授業アンケート
授業時間外における学習方法 第6~11回及び第14回の授業については、テキストによる予習・復習に努めること。授業時には、テキストの要点のみを取り扱う予定である。 
授業のキーワード 技術・職業教育/高等学校工業科/人権/自助努力・自己責任/労働・職業の現実世界 
受講補足(履修制限等) ①本授業科目は,高等学校工業科教員免許状取得に必要とされているものである。
②標準履修学年(3年次)での履修が望ましい。 
学生へのメッセージ 第2~4回及び第12~13回の授業(計5回)は、毎回異なる視聴覚教材を活用し、授業の都度、ミニレポートの作成・提出を課す。 
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 遠隔を主とし、一部対面を取り入れたハイブリッド方式の予定。遠隔授業で実施する場合はオンデマンド型(非同期型)とし、WebclassとマイクロソフトStreamを併用する。具体的な履修方法は、授業開始前にポータルメッセージにより通知する。 
その他  
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