タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-歴史学
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60513800 
科目名   西洋史研究B  
担当教員   門間 卓也  
対象学年   3年   クラス   51  
講義室   C203    開講学期   秋学期  
曜日・時限   火5   単位区分   選必  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程社会選修選択科目A、中等教育教員養成課程社会専攻選択科目A 
備考   
ナンバリング   133171 
ねらいと目標 ナショナリズムは「国家と民族の単位を一致させようとする政治原理」(ゲルナー)とも定義される通り、ヨーロッパにおける国民国家体制の構築に大きく働きかけた思想である。そのため一国家内での「包摂と排除」を論じる場合に言及されやすい。その一方で市民社会や植民地主義、あるいはジェンダーや人種を巡る問題とも密接に結びつきながら、近現代史を通じて様々な機能を発揮してきたことも確かである。そこでこの講義では、ナショナリズムが特に急進化した地域として知られるユーゴスラヴィアを対象に、理論と実践の両側面からその歴史について解説する。受講生はその学習を通じて、ナショナリズムを現在的かつグローバルな問題として理解すると共に、市民としてそれに「主体的」に対応するための学問的思考力・判断力を養うことが求められる。 
内容 まず最初の数回の講義でナショナリズム理論を学んだ後、19世紀以降のユーゴスラヴィア地域の歴史に焦点を当てて国際的動向を踏まえながらナショナリズムの実践とその機能を追っていく。また主題に応じて西欧のみならずアジア圏の歴史との比較も行う。 
テキスト 柴宜弘『ユーゴスラヴィア現代史』岩波書店、1996年。(902円) 
参考文献 ・木畑洋一『二〇世紀の歴史』岩波書店、2014年。
・植村和秀『ナショナリズム入門』講談社、2014年。
・大澤真幸・姜尚中編著『ナショナリズム論・入門』有斐閣、2009年。
・塩川伸明『民族とネイション―ナショナリズムという難問』岩波書店、2008年。
・ベネディクト・アンダーソン『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』(白石隆・白石さや訳)書籍工房早山、2007年。  
成績評価方法 ・授業参加:30%(毎回のコメントシート提出)
・期末レポート:70%(中間・期末レポート) 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1ガイダンス:講義内容全体の説明
2原初主義と近代主義(予習・復習:指定文献の講読)
3「想像の共同体」(同上) 
4ファシズム・イデオロギー(同上)
5「日常のナショナリズム」(同上)
6ナショナリズムと「公共性」:中間レポート提出
7講義前半のまとめと振り返り(中間レポートの回答内容について)
8「ユーゴスラヴィア」の建設:19世紀バルカン史および第一次世界大戦
9戦間期ヨーロッパ政治の展開:植民地主義から考える
10ジェノサイド:第二次世界大戦下のユーゴスラヴィア
11社会主義体制と市民社会
12ユーゴスラヴィア紛争とメディア
13「公共の歴史」と犠牲者ナショナリズム
14難民・移民問題とナショナリズム:排外主義のグローバル化
15講義全体のまとめと振り返り:Doing History とは何か
授業時間外における学習方法 指示する文献を講読してから次回講義を受講するよう求める。 
授業のキーワード 西洋史 ユーゴスラヴィア ナショナリズム 民族問題 ファシズム ジェノサイド ホロコースト 社会主義 市民社会 公共性 犠牲者性 パブリック・ヒストリー 移民 難民 アクティブ・ラーニング 
受講補足(履修制限等) 適宜受講生からの質問に回答しながら授業を構成・進行するため、進捗状況により毎回の授業で扱う内容は変更する可能性がある。 
学生へのメッセージ ナショナリズムやユーゴスラヴィア史に関する事前知識は必要ありません。講義では出来るだけグローバルな観点からナショナリズムを巡る問題を取り上げるので、受講生にはヨーロッパとアジア、あるいはユーゴスラヴィアと日本の事例を比較する意欲的な姿勢を期待します。 
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式)  
その他  
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