タイトル「2021年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2021年度 教育学部シラバス-歴史学
シラバスの詳細は以下となります。
ナンバリングは科目コードとは異なります。ご注意ください。
ナンバリングとは
科目コード   60513100 
科目名   西洋史演習A-Ⅱ  
担当教員   井上 秀太郎  
対象学年   3年   クラス   51  
講義室   史二演     開講学期   秋学期  
曜日・時限   木5   単位区分   選必  
授業形態   演習   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程社会選修選択科目A、中等教育教員養成課程社会専攻選択科目A 
備考   
ナンバリング   133172 
ねらいと目標 歴史研究の重要な情報源である書簡を読み、その面白さを知ると同時に、史料としてどのように活用することが出来るのかを考えていく。
(1) ローマ人の残した代表的な書簡の実例に触れる。
(2) 個々の書簡について過去の研究を調べ、それらを正確に理解する。
(3) 個々の書簡の歴史的な位置付けを考える。
(4) 各自が調べたことを分かりやすく資料にまとめ、発表し、レポートの形にする。
 
内容 書簡を通してみる古代ローマ史
歴史を研究する上で最大の拠り所となるのは、当時の人々が書き残した文字史料である。われわれ現代人は、それらを読むことで、古代人の声に耳を傾け、彼らの挙措を垣間見ることができるのだ。しかし、ただ単に史料を漫然と読むだけでは、過去の社会の実像に到達することはできず、単なる独りよがりの自己満足に終わってしまうであろう。それなりに裏付けのある歴史像に至るためには、過去の研究の歴史も参照しつつ、自分なりの解釈を探っていくしかない。後期の演習では、著名な書簡を題材とし、それらを通してローマ人の世界に足を踏み入れていく。
最初に取り上げるキケローは共和政の末期、ちょうどカエサルと同じ時代に生きた政治家・文人で、彼の書き遺した大量の手紙は、革命時代のローマの貴重な同時代史となっている。キケローの文章から当時の緊迫した政治情勢を感じ取ることができるであろう。また、次いで取り上げる小プリニウスの手紙からは、五賢帝時代の成熟したローマ社会に生きる人々の、等身大の姿を見て取ることが出来るであろう。
 
テキスト 『キケロー書簡集』高橋宏幸(編)岩波文庫 2006年
『プリニウス書簡集』国原吉之助(訳)講談社学術文庫 1999年
適宜コピーを配布する。
 
参考文献 ピエール・グリマル(高田康成訳)『キケロ』白水社文庫クセジュ 1994年 
成績評価方法 発表内容、質疑応答への参加状況、最終レポートに基づいて評価する
内訳は以下の通りとする
(1)発表内容 40%
(2)質疑応答への参加状況 20%
(3)最終レポート 40%
 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1ガイダンス:史料の担当と発表スケジュールの決定
参加者は各人の担当する史料について問題点を抽出し、参考文献を探し、発表に備える。
2キケローの手紙:選挙
3キケローの手紙:クローディウスとの闘い
4キケローの手紙:属州統治
5キケローの手紙:家族
6キケローの手紙:ルビコン川前夜
7キケローの手紙:カエサル暗殺後の混乱
8小プリニウスの手紙:教育
9小プリニウスの手紙:見世物
10小プリニウスの手紙:地所の経営
11小プリニウスの手紙:文芸
12小プリニウスの手紙:家族のあり方
13小プリニウスの手紙:ヴェスビオ山
14小プリニウスの手紙:幽霊
15総括:書簡の史料としての位置づけ。最終レポートの提出。
授業時間外における学習方法 【予習】次回に報告される史料の概要や関連人物について歴史事典や概説書などを参照して調べる。報告者は事前に調査の状況を担当教員に報告する。
【復習】担当者が配布したレジュメを見直して、自身が参考にできそうな部分が無いかよく検討する。
 
授業のキーワード 古代ローマ、書簡、キケロー、小プリニウス、アクティブ・ラーニング 
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ  
実務経験のある教員による科目  
授業実施方法(対面形式/遠隔形式) 対面形式 
その他  
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