タイトル「2019年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2019年度 教育学部シラバス-技術科
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   木材加工概論  
担当教員   服部 順昭  
対象学年   1年   クラス   51  
講義室   S105    開講学期   春学期  
曜日・時限   火2   単位区分   必修,選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程ものづくり技術選修選択科目B、中等教育教員養成課程技術専攻必修科目 
備考   
ねらいと目標 ・社会に必要な代表的な資源の中での木材の位置づけを理解し、これから関わっていく木材や木質材料、並びにそれらの加工と利用に関して、基本的な知識と現状を学ぶ。
・専門科目やそれに関連する科目の学習の理解を助け、それらの科目の習熟度向上につなげられることをねらう。
・木材の科学的に合理的な利用技術の教育と開発に貢献できる人材に育つために不可欠な発想を身につけてもらうことを期待する 
内容  木材を利活用する上で欠かせない木材資源の位置付けと木材利用の代表である建築物の事例紹介という出口を説明した後で、基本的な性質と特徴、木材利用のために必要な加工の基本、木材のマテリアル・ケミカルスという利用の概要、木材利用を後押しする法律などを解説し、環境への優しさを評価するLCAツールの紹介とそれで評価した木質材料や建築物の事例評価を概括し、環境に優しい木材利用の概論を締めくくる。 
テキスト その都度配付する講師作成の資料を使用。 
参考文献 1) 阿部 勲・作野友康 編:木材科学講座1 概論 森林資源とその利用、海青社、pp.199 (1998)、 ISBN978-4-906165-59-9
2) 日本木材学会機械加工研究会 編:木材加工用語辞典、海青社、pp.326 (2013)、 ISBN978-4-86099-229-3
3) 番匠谷薫、奥村正吾、服部順昭、村瀬安英 編:木材科学講座6 切削加工 第2版、海青社、pp.188 (2007)、ISBN 978-4-86099-228-6
4) 出井 泉、岡田秀樹、小林秀人、服部順昭、原 正博:文部科学省高等学校用林産物利用、実教出版、東京都、pp.295 (2014)、ISBN 978-4-407-20321-9
5) 間田泰弘 他59名:文部科学省検定済み教科書 技術・家庭[技術分野]、開隆堂、東京都、pp.255 (2013)、ISBN 978-4-304-08050-0
 
成績評価方法 小レポートを数回課し、それらの合計点で評価を行い、全講義回数の8割以上出席した者について評価に基づく成績を報告する。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1資源とその持続性〔日常生活に欠かせない原材料の元となる鉱物資源や化石資源の枯渇性から見た現状〕
2森林資源の現状と展望〔代替資源としての森林資源の現状と可能性、伐採木材(HWP)の炭素貯蔵評価、FAO統計で見る国別木材利用、日本の木材需給〕
3木材の主な用途は?〔軸組構法、枠組壁構法、パネル構法、外構材〕
4住宅を建てるとは?〔真壁工法と大壁工法、プレハブ工法、住宅の高気密・高断熱とは、戸建て住宅の建設〕
5木材の生物学的基礎知識〔木本と草本、生長、構成要素、樹種、年輪、木理、断面の呼称〕
6木材の物理学的基礎知識〔密度、異方性、強度、比強度、断熱性、比熱〕
7木材の長所〔木材の視覚的・嗅覚的・利用形態的・化学的な長所〕
8木材の短所〔燃える・腐る・喰われる・狂うという欠点、水による収縮異方性〕
9木材利用の大前提となる乾燥とは?
10木材切削の基礎知識〔切削とは、刃と歯、1次元切削、2次元切削、1刃当たりの切り込み量、切り屑、回転切削〕
11木材の素材長所を生かした利用とその製品製造〔製材、木工、プレカット、集成材、CLT、合板、LVL〕
12木材のカスケード利用とその製品製造〔PB、MDF、HB、IB、薪、チップ、ペレット、バイオ燃料、燃焼ガス〕
13木材利用の法的支援と規制〔再生プラン、木促法、建築基準法、火災規制、建設リサイクル法〕
14環境への優しさを評価するには?〔環境ラベル、LCA、MiLCA、LIME2、 CFP、WF、EFP〕
15環境への優しさの評価事例〔ボード、戸建住宅、オフィスビル〕
授業時間外における学習方法 講義内容の中で特に関心の強い事項について参考文献に挙げた書物などを読んで情報を集め、持続的に再生産可能な木質資源との関わりで考えをまとめておくことを、レポート作成にも役立つので、勧める。 
授業のキーワード 資源、森林、樹木、木材、物性、製材、集成材、CLT、合板、LVL、木質材料、住宅、構法、パルプ・紙、木材利用関連法規、LCA、環境評価法と評価事例 
受講補足(履修制限等) 受講者数の適正規模は20名と考えているが、それを超す履修があった場合は、講義方法を工夫するなどして、履修者数の制限はしない。 
学生へのメッセージ  持続的に再生産が可能な資源である木材について、第三者にその良さが説明できる人材に育ってくれるよう基礎的な情報を教えます。
 授業は、その都度配付した資料を投影し、板書を併用しながら、進めます。
 毎回、講義の最後に出席カードを配るので、それに意見や感想、質問を書いて下さい。重要な意見や質問については、次回の講義の最初に回答や補足説明をし、理解度を高めます。
 
その他 ケベックで開催の国際会議に参加・発表するため、5月14日は休講にします。 
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