タイトル「2019年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2019年度 教育学部シラバス-技術科
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   近現代社会と技術・職業教育  
担当教員   坂口 謙一  
対象学年   4年   クラス   01  
講義室   S401    開講学期   秋学期  
曜日・時限   金4   単位区分   選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程ものづくり技術選修選択科目B、中等教育教員養成課程技術専攻選択科目A 
備考   
ねらいと目標 【ねらい】
本授業は、中学校技術科(技術・家庭科の技術分野)の教育課程制度に焦点を当てた、日本における普通教育としての技術教育制度の現代史に関する基本的内容を学ぶものである。
【到達目標】
(1)必修の技術科が成立・発足してから今日に至るまでの、当該教育課程制度の変遷の概要を理解できるようになる。
(2)それよりも前、必修の技術科が成立する以前の、当該教科の歴史的前身諸教科に関する教育課程制度の変遷のうち、新学制下の概要を理解できるようになる。 
内容 技術科が1958年に中学校の必修教科の1つとして成立してから約60年が経過した。技術科の歴史的な前身教科が具体的な姿を現し始めたのは、明治政府が「大日本帝国憲法」の立案に本格的に着手し始めた1881年頃である。それから約130年の間、必修の技術科の系譜に位置づく諸教科の中で最も長期にわたって安定的に存続しているのは、この技術科および技術・家庭科である。本授業は、狭義には、このような技術科の教育課程制度に関する近現代史のうちの現代史の概要を学ぶものである。そして広義には、このことを通して、日本において、すべての子ども・青年を対象とした普通教育の一環としての技術教育ないしは技術・職業教育が、制度として形成され、成立・展開した歴史的プロセスの特徴とその意味を知ることをめざしたものである。 
テキスト 日本産業技術教育学会技術教育分科会編『技術科教育概論』九州大学出版会、2018年、本体価格2,200円。 
参考文献 坂口謙一編著『技術科教育』一藝社、2014年。
これ以外は、授業の中で適宜指示する。 
成績評価方法 ①平常点評価(課題と小テストの達成状況) 40%
 「課題」とは授業中に指示したものであり、「小テスト」は途中で1回実施する予定。
②最終テスト 60%
 最終テストは本授業の「ねらいと目標」が達成されているかどうかを確認するものである。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1オリエンテーション
2近現代史のアウトライン:現代史を中心に
3必修制の技術科の誕生と克服すべき2つの大きな課題
4本流としての職業・家庭科からの経路
5図画工作科からの経路
6冷戦体制下の「科学技術」教育を担う技術科が誕生した1958年改定
7「生活技術」寄りに舵を切った1969年改定
8普通教育としての技術教育制度が成立した1989年改定
9情報技術に関する単元・内容を導入した1989年改定
10「技術分野」と「家庭分野」から構成されるとした1998年改定
11「科学技術リテラシー」「技術ガバナンス能力」育成にシフトし始めた2008年改定
12経済のグローバル化を推進する科学・技術教育路線を確定させた2017年改定
13選択制の技術科の成立と展開および事実上の廃止
14日本における普通教育としての技術教育の現代史の概要:歴史の「大きな流れ」をつかむ
15まとめ及び最終テスト、学生授業アンケート
授業時間外における学習方法 テキストや参考文献による予習・復習に努めてください。とくに復習が重要です。授業時には、テキストの要点のみを取り扱う場合が少なくありません。このため、授業内容に関し理解しにくかったところは、まずテキスト・参考文献の関連部分で復習し、それでも理解できなかった場合は必ず質問してください。 
授業のキーワード 技術科/普通教育/技術教育/男女共学/制度史/新学制/旧学制 
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ 本授業は、「中等技術科教育法Ⅱ」で取り扱った「技術科の歴史」をより深く学ぶものです。技術科は、中学校のみに位置づけられた「技術・家庭」科の一部として、家庭科と複合化されて存在しています。技術科は、こうした特殊な位置づけのため、その制度的変遷に注目すると、日本の学校教育制度全体の歴史的特徴が見えてきます。 
その他  
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