タイトル「2019年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2019年度 教育学部シラバス-技術科
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   職業指導  
担当教員   坂口 謙一  
対象学年   3年   クラス   01  
講義室   C102    開講学期   秋学期  
曜日・時限   月2   単位区分   必修,選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程ものづくり技術選修選択科目B、中等教育教員養成課程技術専攻必修科目 
備考   
ねらいと目標 本授業は、普通教育としての技術・職業教育の一環として、「人権教育としての職業指導」に関する基本的な教育学的力量を身につけることを目的としている。すなわち、学校教育の一環としての職業指導は、たんなる職業紹介・就職指導を行うものではない。グローバル・スタンダード(技術・職業教育に関する国連の「勧告」「条約」など)に則すならば、学校で行われる職業指導は、すべての子ども・青年たちに、彼・彼女たちが労働の世界の主人公として生きる力を育むものであり、それは普通教育および専門教育としての技術・職業教育と一体となって営まれるべきものである。 
内容 (1)本授業では、現代日本の若者たちが、今日のグローバル化した新自由主義社会の中で主権者として働こうとする際の理論的な拠り所となる基本的な知見を身につけることをめざす。とりわけ、現代日本の労働現場の実情とその特質を理解することを通して、「生きづらさ」に直面する今日の若者たちが身につけるべきリアリティーに満ちた<生きる力>の核心部分をつかみとる。すなわち、職場とは、本来、働く者が人間らしく尊厳を持って生きることができ、働く者としての誇りと自信、アイデンティティーを育むことができるようになる場であるべきである。しかし、今日の働く世界の現実は、この当たり前であるべき人びとの権利がないがしろにされつつある。本授業では、将来、働く世界への巣立ちを目前に控えた工業高校生を教える立場になろうとする者が、このような働く世界をめぐる理念(人権)と実際を、実感豊かに理解できるようになるための内容で構成する。
(2)以上のことから、本授業では、指定するテキストのほか、視聴覚教材と参考文献を活用する。また、視聴覚教材を使用した際などにリポートの作成・提出を課す。 
テキスト (1)今野晴貴ほか『ブラック企業のない社会へ』(岩波ブックレットNo.905)岩波書店,2014年,本体価格560円。
(2)今野晴貴『ブラック企業』(文春新書)文藝春秋,2012年,本体価格770円。 
参考文献 (1)斉藤武雄ほか編著『ノンキャリア教育としての職業指導』学文社,2009年。
(2)大内裕和・今野晴貴『ブラックバイト』堀之内出版,2015年。
(3)これら以外については、授業の中で適宜指示・紹介する。 
成績評価方法 (1)平常点評価(課題の達成状況等)70%
(2)最終テスト 30%
【注意】(1)と(2)ともに、「ねらいと目標」「内容」が理解できているかどうかが最重要なポイントになります。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1オリエンテーション
221世紀当初の「フリーター」問題(1):フリーター417万人の衝撃
321世紀当初の「フリーター」問題(2):フリーター漂流
4「ワーキングプア」という警告
5小括:若者たちを巻き込む「非正規」労働者問題プラス「正社員」問題という構図
6「ブラック企業」の戦略(1)
7「ブラック企業」の戦略(2)
8「ブラック企業」の実態(1)
9「ブラック企業」の実態(2)
10「ブラック企業」に立ち向かう(1)
11「ブラック企業」に立ち向かう(2)
12総括(1):ホームレスを生み出さない日
13総括(2):究極の平面に挑め
14総括(3):学校教育の課題
15まとめ及び最終テスト、学生授業アンケート
授業時間外における学習方法 第6~11回及び第14回の授業については、テキストによる予習・復習に努めてください。授業時には、テキストの要点のみを取り扱う予定です。 
授業のキーワード 技術・職業教育/高等学校工業科/人権/自助努力・自己責任/労働・職業の現実世界 
受講補足(履修制限等) ①本授業科目は,高等学校工業科教員免許状取得に必要とされているものである。
②標準履修学年(3年次)での履修が望ましい。 
学生へのメッセージ 第2~4回及び第12~13回の授業(計5回)は、毎回異なる視聴覚教材を活用し、授業の都度、ミニレポートの作成・提出を課します。欠席した場合には、ミニレポートの提出がかなり困難になります。くれぐれも注意してください。 
その他  
Copyright(C) 2013 NTT DATA KYUSHU Co.,Ltd All rights reserved.