タイトル「2019年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2019年度 教育学部シラバス-学校教育
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   人権教育  
担当教員   伊東 哲  
対象学年   1年   クラス   54  
講義室   W110    開講学期   秋学期  
曜日・時限   月2   単位区分   必修  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  総合学芸領域:必修共通 
備考  CA:必修  対象:A国語/もの B国語 C特支 E表現 
ねらいと目標 〇 現代社会に生起する多様な人権問題に対して主体的に向き合うとともに、様々な課題を抱えている人々の思いや願いを理解し受容することができる能力や態度を身に付け、学校教育を担う一員として、児童生徒が安心して生活できる学校づくりに貢献できるようになる。 
内容 〇 現代社会に生起する多様な人権問題や様々な課題を抱えている人々の現状についての理解と認識を深める。
〇 人権教育を効果的に推進するために、普遍的なアプローチ及び個別的なアプローチによる取組の手法を習得する。
〇 講義や施設見学等のフィールドワークを通して、個別の人権課題の状況を知り、人権課題を解決するための能力やスキル及び態度を身に付ける。
〇 学校の内外に存在する人権問題を取り上げ、学校教育で配慮すべき視点を含めた教科横断的なカリキュラムを編成するなど、人権教育の全体指導計画を立案し、多様性を尊重することができる学校づくりについて模索する。
 
テキスト 〇 特に使用しない。必要な資料等はその都度配布、紹介する。 
参考文献 〇 閣議決定「人権教育・啓発に関する基本計画」(平成14年及び平成23年一部変更)
〇 文部科学省(2004/2006/2008)「人権教育の指導方法等の在り方について」(第一次・第二次・第三次とりまとめ)
〇 法務省・文部科学省「人権教育・啓発白書」(最新版)
〇 東京都教育委員会編「人権教育プログラム(学校教育編)」
 
成績評価方法 〇 レポート及びグループワークの取組、成果発表等に重点をおいて評価する。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1第1回:オリエンテーション(講義・ディスカッション)
〇年間の授業計画、到達目標、授業の内容と方法、授業形態、参考文献等の紹介等を行う。
〇自己のこれまでの経験の中で感じている偏見や差別意識について自由に意見を交換し、今後の学びにおける課題を整理・確認する。
2第2回:人権確立の歴史と現代社会における人権課題等の状況(講義・演習)
〇近現代における人権獲得の過程を概観するとともに、現代社会に今なお存在する偏見や差別の実態について整理・考察する。
3第3回:学校における人権教育を推進するための基本的な考え方(講義・演習)
〇人権教育の目標の明確化、組織的・計画的な取組、中立性の確保など、人権教育を効果的に展開するための理論と手法について概観・整理・考察する。
4第4回:普遍的な視点からのアプローチと個別的な視点からのアプローチ(講義・演習)
〇人権教育を効果的に展開するための手法である普遍的な視点からのアプローチと個別的な視点からのアプローチについて理解するとともに、「総合的な学習の時間」における具体的な題材の指導計画を立案する。
5第5回:個別の人権課題の解決を目指して①(女性)(講義・演習)
〇「人権教育・啓発に関する基本計画」に位置付けられている人権課題「女性」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
6第6回:個別の人権課題の解決を目指して②(子供・高齢者)(講義・演習)
〇人権課題「子供」「高齢者」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
7第7回:個別の人権課題の解決を目指して③(障害者)(講義・演習)
〇人権課題「障害者」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
8第8回:個別の人権課題の解決を目指して④(同和問題)(講義・演習)
〇人権課題「同和問題」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
9第9回:個別の人権課題の解決を目指して⑤(アイヌの人々・外国人)(講義・演習)
〇人権課題「アイヌの人々」「外国人」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
10第10回:個別の人権課題の解決を目指して⑥(HIV感染者・ハンセン病患者等)(講義・演習)
〇人権課題「HIV感染者・ハンセン病患者等」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
11第11回:個別の人権課題の解決を目指して⑦(犯罪被害者やその家族・インターネットによる人権侵害・インターネットによる人権侵害・路上生活者)(講義・演習)
〇人権課題「犯罪被害者やその家族」「インターネットによる人権侵害」「インターネットによる人権侵害」「路上生活者」にかかわる偏見や差別の現状を概観するとともに、学校における具体的な指導の展開例について考察する。
12第12回:フィールドワーク①(台東区浅草方面)(見学・フィールドワーク)
〇台東区浅草の東京都人権プラザを見学するとともに、浅草今戸神社周辺、吉原周辺などのフィールドワークを行い、身近な地域における歴史的・社会的な人権問題の現状を体験的に学ぶことを通して、地域への愛着を育む指導等の在り方について考察する。
13第13回:フィールドワーク②(多摩地区方面)(見学・フィールドワーク)
〇国立ハンセン病資料館を見学し、ハンセン病に対する正しい理解と認識を深めるとともに、事実を正しく理解・認識することが互いの人権を尊重するために大切であることについて体験的に理解する。
14第14回:多様性を尊重する学校づくりをめざして(演習)
〇多様な児童生徒が存在する学校において、だれもが安心して学校生活を送ることができるようにするためには、教員がどのように取組み、どのような学校をつくっていくことが重要であるかについて、個人で考え、グループで意見交換を行い、グループごとの討議の結果を全体に向けて発表する。
15第15回:総括
〇これまでの授業やフィールドワークを振り返り、実感的に学び得たことを再整理するとともに、“多様性を尊重することできる子供を育成するための学校づくり”に向けた、それぞれの今後の取組について互いに再確認していく。
授業時間外における学習方法 〇新聞記事などから、人権問題に関する内容と思われるものを切り抜き、人権課題(女性・子供・高齢者・障害者など)別に収集・整理するとともに、現代社会における問題の背景等について主体的に考える。
〇人権問題を扱った書籍等を読み、個別の人権課題に対する理解と認識を深める。 
授業のキーワード 〇問題に対する正しい理解と認識 偏見や差別意識の解消 人の痛みを思いやる心情
〇個別的なアプローチと普遍的なアプローチ
〇組織的、計画的な人権教育の推進

 
受講補足(履修制限等)  
学生へのメッセージ 〇日本国憲法や様々な法令等が整備される中、現代社会においても依然として差別や偏見の問題が発生しています。また、グローバル化、少子高齢化、情報化といった社会の変化等により、新たな人権問題も発生しています。
〇こうしたことから、次代を担う人材を育成する学校においては、共生社会を実現するための資質や能力を育成する教育を展開していくことが大きな使命になっています。
〇これからの学校教育を担うみなさんと一緒に、学校における人権教育の在り方について考え、児童・生徒への効果的な人権教育の指導方法等について学んでいきましょう。 
その他 〇15回の授業の中で、2回程度のフィールドワークを予定しているが、訪問先の状況等により、シラバスを変更することがある。 
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