タイトル「2018年度 教育学部シラバス」、フォルダ「2018年度 教育学部シラバス - 国語科
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   国語科研究  
担当教員   南浦 涼介  
対象学年   3年   クラス   10  
講義室   C103    開講学期   秋学期  
曜日・時限   金1   単位区分   必修,選択  
授業形態   講義   単位数  
受講対象  初等教育教員養成課程学校心理選修小教:国語、特別支援教育教員養成課程言語障害教育専攻 小免小教:国語、初等教育教員養成課程社会選修小教:国語、特別支援教育教員養成課程学習障害教育専攻 小免小教:国語、初等教育教員養成課程美術選修小教:国語、初等教育教員養成課程環境教育選修小教:国語、初等教育教員養成課程理科選修小教:国語、初等教育教員養成課程ものづくり技術選修小教:国語、初等教育教員養成課程数学選修小教:国語、初等教育教員養成課程幼児教育選修幼教、初等教育教員養成課程音楽選修小教:国語、初等教育教員養成課程情報教育選修小教:国語、特別支援教育教員養成課程発達障害教育専攻 小免小教:国語、初等教育教員養成課程国際教育選修小教:国語、初等教育教員養成課程保健体育選修小教:国語、特別支援教育教員養成課程聴覚障害教育専攻 小免小教:国語、初等教育教員養成課程学校教育選修小教:国語、初等教育教員養成課程家庭選修小教:国語、初等教育教員養成課程英語選修小教:国語 
備考   
ねらいと目標 1)「ことば」の持つ専門的内容の視点を国語教育に生かしていくための視点を得る。
2)ことばの教育を考える際に重要な「記号論」をはじめとする4つの観点から「ことば」の分析を行い,そこにある視点から国語教育(あるいはさまざまな言語活動)の引き出しの視点を得る
3)授業における能動的活動を通して,ことばの教育の方法を体験的に知る。
 
内容 この授業では,さまざまな教育の専門分野の学生が集まる中で,「小学校教育」としての国語科教育を考えていくための「これからのことばの教育を考える視点づくりとそれをもとにした教育の引き出しづくりを行なっていきます。
「国語」の教科書を見るとわかるように,他の教科との圧倒的違いは,「教科書を見るだけ」ではなんの授業をしたらいいかさっぱりわからないという点にあります。また,「言語活動の充実」が謳われるように,昨今は,ことばの教育は国語に限らず全ての場面で必要になっています。しかし,その際の「ことば」を学ぶとはどう言うことかはいまいちわからず,単に「コミュニケーション」や「対話」というような,わかったようなわからないような力に収斂されて終わってしまいます。
「ことば」を教育として捉えるとき,そこには「ことば」の持つ特質,それを生かした素材づくり,教育への活かし方の視点が間違いなく必要です。
この授業ではそうした「ことば」の特質を捉えていきながら,教育の素材としていくための緩やかな架橋をめざしていきます。また,体験型活動を重視し,「能動的な深い対話の学び」を実際的に行いながら,「ことばの教育」の面白さを感じていってもらいます。 
テキスト 授業内で適宜指示をします 
参考文献 授業内で適宜指示をします 
成績評価方法 この授業は,2つの観点から総合的に評価を行います。
A 毎回の省察の蓄積 30%
 毎回のリフレクションをしてもらいます。
B プロセス課題(全5回)70%
 途中で5回の中間課題発表をしてもらいます。授業アイデア,共同発表,個人課題など場合によって変わりますが,これが期末レポートの代わりを成します。その代わり,期末課題はありません。
 5回の総合得点で決まります。提出しない場合はその回の得点は加算されません。 
授業スケジュール(展開計画)
内容
1オリエンテーション
・教科する」視点を持つ。
・「国語科」指導の教科内容探究の意味
2私たちにとって「ことば」とは何か1
・学習の活動事例から考える
3私たちにとって「ことば」とは何か2
・学習の活動事例から考える
・ことばと記号と社会の関係図づくり
4私たちにとって「ことば」とは何か3
・【プロセス課題1】ことばと記号と社会の関係図の発表
・「記号論」を得るということの国語教育的意味
5「ことばの教育」のたねづくり1
・自分たちで事例を作ってみる
6「ことばの教育」のたねづくり2
・【プロセス課題2】事例の発表会
7私たちにとって「表現」とは何か1
・「表現とジャンル」の学習の活動事例から考える
8私たちにとって「表現」とは何か2
・「表現とジャンル」の活動事例の分析と関係の理解
9私たちにとって「表現」とは何か3
・【プロセス課題3】「表現とジャンル」活動の発表
・「文体」を学ぶということの国語教育的意味
10私たちにとって「権力」とは何か1
・「言語景観」分析から考える複数のことばと社会
11私たちにとって「権力」とは何か2
・「言語景観」の創造と分析
12私たちにとって「権力」とは何か3
・【プロセス課題4】「言語景観」分析から考える国語教育の意味と可能性
13私たちにとって「歴史」とは何か1
・「言語の歴史学」の事例分析
14私たちにとって「歴史」とは何か2
・「言語の歴史学」の事例と関係の理解
15私たちにとって「歴史」とは何か3
・【プロセス課題5】「言語の歴史学」事例創造の発表
授業時間外における学習方法  
授業のキーワード 教科教育,言語活動,記号論,文体論,権力論,社会構成主義,ことばと社会,アクティブ・ラーニング,形成的アセスメント 
受講補足(履修制限等) クラス内のディスカッションを重視します。そのため30名程度を限度とします。 
学生へのメッセージ 東京学芸大学は,「教科のピーク制」を取っています。
国語科なら国語科,理科なら理科,社会なら社会,あるいは特別支援なら特別支援……

これは,「ある分野における専門性を身につける」という観点ではとても重要な制度です。
しかし,一方で「小学校教師」をおいてみたとき,小学校教師は往々にして「教科の専門」だけではやっていけません。なぜなら,すべての教科を基本的には教えなければならないからです。

その時大事になるのは,それぞれの「国語科」とか「社会科」とか「図画工作科」「家庭科」と分けていくだけではなく,その領域の接点を知ること,違い,そして乗り入れの可能性を考えていくことです。
小学校の教師は,この「違いと乗り入れ」をうまく行いながら日々の実践を行なっていきます。

「国語教育」というのを「ことばの教育」と読み替えてみると,そこにはあっという間に,「乗り入れ」の可能性を秘めた視点がたくさんあることがわかります。

この授業で,「ことば」の特質,その背後にある考え方を体験的に理解していきながら,国語教育のみならず,様々な教科への「乗り入れ可能性」を見つけて,「授業の得意な」「ことばの教育の得意な」小学校の先生を目指してもらいたいと思っています。 
その他  
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